レシムノに憧れて

雑記以外の何物でもないです。趣味はエコとギリシャです。

ギリシャ紀行

バルコーニに終止符

ギリシャ語では、ベランダをバルコーニと言います。そして、そのバルコーニを大事にします。バルコーニでお茶を飲んだり、家族でご飯を食べたり、外を眺めたり、ただ黄昏たり…。だから、ホテルやレントルームでも、バルコーニは大抵広く、テーブルセットがお…

忘れたふりのザゴリア

ザゴリアの続き、すっかり忘れていました。というのは少し嘘で、見て見ぬ振り、忘れたふりしていました。かえる、本当に本当に怖かったです。自分の人生、ここが一番の正念場だ、と自覚していたのをはっきり覚えています。そろーりそろーり、かえるが何も動…

ゼラニウム

今日、ある機会に飛び込んで、自分がこうありたい、という絵を自由に描く時間を与えられました。何故か、最初に描いたのは、自分が地面に立っていて、その地面に自生するたくさんのゼラニウム。緑の葉っぱの、内側の太い縁取りのような模様も楽しく丁寧に描…

歴史

次女が高熱を出してます。もう5日目です。昼夜、苦しいようでなかなか寝付けないようですが、なるべく安静にして早く治すために寝て欲しいのです。そんなとき、懐かしいさねよしいさこをYouTubeで流してみると、すうーっと眠りにつきました。昔好きだった音…

ザゴリア2

はじめは、バス停から歩いてすぐの清流で足を浸して、水に濡れた靴を岩に干したりして、このまま帰りのバスの時間までのんびりここで過ごすつもりでいました。でも、そこに、麦わら帽子をかぶった、スナフキンみたいな雰囲気の外国人旅行者が「ヤーサス」と…

ザゴリア

軽い気持ちでギリシャでハイキングをしたら、本当に、生きて帰れるんだろうかと思いました。というか、そう思ってしまったら益々不安になりそうで、そう思ってる自分を必死で無視し続け、つとめて明るく元気にガッツあふれる振る舞いをして、乗り切りました…

かつてのある日のスパルタ

ギリシャ語で言うと、スパルティです。というかいつも思いますが、ギリシャ語は動詞も名詞も、人の名前さえも語尾が変化するので、名詞を日本語表記にするのが難しいです。地名などは、様々ですね。コリントスとなってる本もあればコリントになってたり。地…

レシムノに憧れる3

イラクリオンでは、雑貨屋さんで買い物をしました。中古の腕時計です。全体的にシルバー色の、文字盤は角の丸い正方形で大きめなのに数字は小さく、針も細く、真面目なのに華奢で優雅な感じがしました。一番気に入ったのは、ベルトです。透明のラバーみたい…

テサロニキ

前記事の「エレニの旅」に登場する白布の丘ですが、テサロニキにあるという設定です。かつて私がレシムノから始めた旅も、途中トルコを挟んでテサロニキにも行きました。新約聖書にも出てくるテサロニキ。大学も有名です。大きな駅で大都市なんだろうと思い…

レシムノに憧れる2

今思えばギリシャの中でもレシムノのユースホステルは、部屋もシャワーもトイレも設備が整ってる上かなり清潔で対応も良く明るい雰囲気でした。その上安く、他にないくらいの贅沢なユースホステルでした。管理人は明るい30前後の男の人で、旅行者同士の交流…

レシムノに憧れる

レシムノという港町があります。 どこかというと、クレタ島です。クレタ島はどこかというと、ヨーロッパ最南の島です。国はどこかというと、ギリシャです。 ヨーロッパ最南というのは、レシムノに到着したその夜、ユースホステルで同室になったドイツ人?だ…