レシムノに憧れて

雑記以外の何物でもないです。趣味はエコとギリシャです。

よそのお家の洗濯に接して

近づくとふんわりいい匂い。ほんとに?なくてもいい匂いかも…

よそのお家に数日滞在して、洗濯をさせてもらって感じたことを書きます。
そのお家に対することでなく、この国の常識になっている洗濯について思ったことです。
あふれんばかりの花が咲き乱れるパッケージのボトルに入った、水色のその液体洗剤は、きっとふんわりいい匂いのもとなのだと思います。
でも、私はそれだけでもう匂いが受け付けなく感じたので、それとこれね、と教えてくれた柔軟剤はせっかくですが使いませんでした。洗剤プラス柔軟剤、これが常識です。
しかし。
柔軟剤を使って洗っているそこのお宅のタオルは、びっくりするほど水を吸いませんでした。お風呂上がりも体がぬらぬらして全然拭けてない。食器を拭くのも全然水気がきれない。
長年品は変われど洗剤、柔軟剤、の洗濯をしてきているので、この感じが当たり前なんですね。

家に帰って、少しゴワゴワながらもしっかり水分を吸ううちのタオルを、とても頼もしく思うと同時に、これが多分多くの世帯で当たり前じゃなくなってることに改めて愕然としました。

そこのお宅は清潔で、あたたかく、常識的なきちんとしたお家。人や世の中をあたたかく受け入れ否定することのない、優しい人達。売ってるから安心して使ってるのです。 家族のためによかれと思ってふわふわにするべく使ってる柔軟剤で、タオルをぬらぬらさせられてることを思うと、一瞬この経済第一のこの国がほんとに嫌になります。