レシムノに憧れて

雑記以外の何物でもないです。趣味はエコとギリシャです。

歴史

次女が高熱を出してます。もう5日目です。
昼夜、苦しいようでなかなか寝付けないようですが、なるべく安静にして早く治すために寝て欲しいのです。
そんなとき、懐かしいさねよしいさこをYouTubeで流してみると、すうーっと眠りにつきました。
昔好きだった音楽を最近また子供と聴きだしました。
さねよしいさこは特に好きだったわけではないのですが、好きだった人たちと昔共演していたのを思い出して、子守唄になりそうだと思いついて聞かせてみました。
そして娘が眠ると枕元においてた図書館で借りた文庫本を読む私。やるべき家事など山積みですが、寝てからもしばらくは横にいた方がぐっすり眠れるかなと思うのと、昼間から一緒に布団にいられるのが貴重で離れがたくて…。娘は苦しんでるし仕事も休んでるのにすみません。

読んでるのは一度読んでみたかったヘロドトスという昔のギリシャ人が書いた「歴史」。
理解できるとこと理解できないとこがごっちゃり詰め込まれてて、ちょっと哲学的な女性週刊誌みたいだなと思ってしまいました。面白いです。
今読んでいるところは、ペルシャ人はーというペルシャ人の習慣や気質の羅列の箇所ですが、ペルシャ人の酒好きは大変なものである、とした上で、

ペルシャ人にはきわめて重要な事柄を、酒を飲みながら相談する習慣がある。その相談で皆が賛成したことを、相談会場になった家の主人が、翌日しらふでいる一堂に提起し、しらふの時にも賛成ということになれば採用し、そうでなければ廃案にする。またしらふで予備相談をしたことは、酒の席で改めて決定するのである。

とありました。なんかリアルに想像すると笑えるのは私だけでしょうか。大いに盛り上がって喧々諤々やりあって、ちゃんちゃんで決まった翌日、二日酔いの低いテンションで酔っぱらいが決めたことをもう一度聞かされるってどんな空気なんだろう、とか。逆バージョンは、しらふのときが予備相談って。なんだかんだ言って飲みたいだけじゃ。とすら思ってしまいます。

図書館の期限までにどこまで読めるか、読み終わる前に元気になってくれたらいいなあと思います。